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ビジネスロイヤーのひとりごと

おいしいもののまわり 失われるもの

土井先生のエッセイでもうひとつびっくりした下りがある。

それは、胡麻も海苔も鰹節も、美味しくて、日本人の食卓にあまりにも欠かせないものであったが故に、煎り胡麻や焼き海苔や削り節が普及しすぎて、日本の家庭から胡麻を煎る香りや、炙りたてのお海苔や、削りたての鰹節が消えてしまい、結果として一番大切な文化が消えてしまったという下りだ。

必要だからこそ、消してしまう。自分たちでも気が付かない間に。少し楽をしようとしただけで。便利な世の中で、文化というのは、意識して残さなければ残らないのだ。

同じようなことは食べ物以外にも沢山生じている気がする。。