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ビジネスロイヤーのひとりごと

LGBTと小児性愛と社会防衛

寝屋川の事件があって、ペドフィリアについてネットサーフィンしていたら、思春期の入口で自己の小児性愛を自覚して苦悩し、互助組織を作った若者の話がでできた。その記事の中でNHKが行ったとかいう調査が引用されており、小児性愛への興味を消極的とはいえ感じたことがあるのはざっと成人男性の5%程度であるような記述もあった。

女性を性的な対象とする人が全て強姦魔ではないのと同じように、小児性愛者(小児にしか興味を持てない人と成人女性の代替として手を出す人がいるが、とりあえず前者を想定する)も大半は小児への加虐を望んではいないらしい。しかし、完全な禁忌であるから、欲望を実現した結果、どうにもならなくなって殺してしまうということもあるだろうし、表面化しないところでは、おそらく家庭内で発散されているものもあるだろう。子供の頃、近所にそういう気のある少年がいて、裸を見たい気持ちは小鳥の羽根やガラス飾りや花を愛でるのと全く同じだと言っていたのをよく覚えている。

とにかく、一定の割合でそういった性的な嗜好を持ち、かつ普通の社会生活を送りながら、苦悩している人々がいるであろうことは事実だろうし、特に日本ではついこの間まで少なくとも少年性愛については比較的おおらかに謳歌されていたのは、鈴木春信の春画をあげる間でもない。

だからといって、ダイバーシティですといって、即小児性愛者もLGBTの列に加えるわけにはいかない。少年側の適切な同意は期待できないし、性的トラウマで解離性人格障害に苦しむ人達が多くいるわけで、社会防衛の観点から適切に対応する必要があるのは当然のこと。

けれど、児童ポルノ規制の徹底や小児性愛者の社会からの徹底排除で本当に被害者を減らせるのだろうか。。